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リバースモーゲージで老後資金の確保、仕組みや注意点・リスクを解説

日本では平均寿命が年々上昇し、超高齢化社会を迎えており、老後資金の確保が不安になっている人も多いと思われます。このような中で、自宅に住み続けたまま、自宅などの不動産を担保として老後資金を確保できるリバースモーゲージが注目されています。

今回は、まずリバースモーゲージとは何かについて簡単に説明します。
リバースモーゲージには、メリットだけでなく注意する点やリスクもありますので、確認しておきましょう。

終活のコレカラ 一級ファイナンシャルプランニング技能士/終活カウンセラー

監修野中 利浩(のなか としひろ)

これから40年の間に40%へ近付くとも言われています。「人生100年時代」を幸せに暮らすために、ひとり一人に合ったご提案をして参りたいと思います。ご不安や心配ごとが解消するまで全力でサポートさせていただきます。どんな些細なことでも、まずはご相談ください。

リバースモーゲージとは?

まずはリバースモーゲージの概要を解説します。

リバースモーゲージの仕組み

リバースモーゲージは、シニア向け融資の一種で、自宅等の不動産を担保として、老後資金を確保できる仕組みです。自宅に住み続け、借入者の存命中は返済しないか、利息のみを支払い、死後に不動産を処分して残りの債務を一括返済します。

リバースモーゲージという英語は、逆を意味するリバースと抵当・担保という意味のモーゲージからできています。通常の住宅ローンは、毎月ローンを返済し、最終的に債務が完済されます。これに対し、リバースモーゲージでは、残債を最後にまとめて返済するため、通常とは逆という意味でリバースが用いられています。

リバースモーゲージの種類

リバースモーゲージには、大きく分けて自治体によるものと民間の金融機関によるものの2種類があります。

●自治体によるもの
国が運営主体となり、相談窓口は自治体の社会福祉協議会です。生活保護受給者など生活困窮者のための生活福祉資金貸付制度です。原則として65歳以上の人が対象で、所得が一定以下であることが条件となっています。借入金の使途は生活資金に限られ、融資額の上限と金利はいずれも低く設定されています。

●民間の金融機関によるもの
各金融機関が提供するサービスです。
内容は金融機関によって異なります。対象者は60歳以上で、一定以上の所得があることが条件になっています。自治体によるものとは異なり、生活資金だけでなく、住宅の購入資金やリフォーム費用、ローン返済、娯楽費用など、幅広い目的での利用が認められています。事業資金や投資商品の購入は対象外とされており、金融機関によっては、使途が限定されていることもあります。
多くの金融機関では、60歳から申し込みが可能で、上限は80歳となっています。

高齢者がリバースモーゲージを利用するメリット

リバースモーゲージには次のようなメリットがあります。

高齢者でも融資が受けられる

対象者の年齢は60歳以上としている金融機関が多く、高齢者でも融資が受けやすくなっています。金融機関やリバースモーゲージ商品によって、対象年齢が異なっています。

自宅に住み続けることができる

リバースモーゲージの最大のメリットは、何と言っても住み慣れた自宅に住み続けながら、老後資金を確保できることでしょう。

月々の返済負担が少なくてすむ

借入者が存命中の返済は、利息のみか不要の場合もあり、毎月の返済負担は少なくてすみます。

リバースモーゲージの注意点

リバースモーゲージには、利用する際の条件や注意点がありますので、十分な理解が大切です。

推定相続人の同意が必要

一般的に、借入者の死後に、担保不動産を売却し、相続人が残債を返済することになります。このため、推定相続人からの同意を得ておく必要があります。

子どもと同居できないことがある

通常、同居人は配偶者または親に限定されています。
同居人が子どもの場合は対象外とされることがありますので注意が必要です。

対象エリアや不動産が限定されている

リバースモーゲージでは、借入者の死後に不動産が売却されるため、売却が容易であることが求められます。そのため交通の便が良いことなど、対象エリアが限定されていることがあります。
また民間の金融機関では、マンションは対象外とされることが多くなっています。

融資額は不動産評価額の50~70%程度

リバースモーゲージによる融資額は、不動産評価額の50〜70%程度です。これは、担保不動産の価値の下落などのリスクがあるためです。

配偶者が住む家を失ってしまうこともある

借入者の死亡後も連帯債務者の配偶者が、契約を引き継げるようにしている金融機関も多くみられます。
そうでない場合配偶者が家を失ってしまう可能性もありますので、契約の際にはそのことも視野に入れておくことが大切です。

リバースモーゲージの3つのリスク

1 長生きのリスク

契約期間以上に長生きするリスクもあります。その場合は、融資額を使いきり、老後資金が不足してしまう可能性もあります。

契約期間を終身とする金融機関も多くみられますが、契約期間に制限がある場合は、自宅を失うことも考えられます。

2 金利上昇のリスク

リバースモーゲージでは、通常変動金利が用いられています。そのため、金利水準が上昇して、負担が増えることも考えられます。

3 評価額下落のリスク

リバースモーゲージでは、担保不動産の再評価が定期的に行われます。その結果次第で、融資限度額が引き下げられ、予定より早く自宅を売却せざるを得なくなることもあります。

リスクを踏まえ、認識しておくべきこと

リバースモーゲージに偏りすぎることなく、余裕のある老後資金計画を立てることが必要です。

また、借入者の死後に担保不動産を売却しても、相続人に返済の負担が残る可能性もあります。推定相続人の承認を事前に得ておき、トラブルを回避することも重要です。

リースバックとの違い

リバースモーゲージ以外にも、不動産を活用して老後資金を確保する方法はあります。そのうちの一つがリースバックです。

リースバックとは、リースバックを取り扱う不動産会社に自宅を売却し、不動産会社と賃貸借契約を締結してリース料を払って、自宅はそのまま住み続けることができる方法です。リースバックがリバースモーゲージと異なる点は、不動産の所有権が不動産会社に移ることです。

リースバックでは、契約期間が満了した時に契約更新できなかったり、リース料が引き上げられる可能性があります。

一方で、不動産会社が所有者になるため、固定資産税の負担はなくなります。

リバースモーゲージやリースバックと比べて、不動産の活用で最も多くの資金を得られるのは売却することです。
現在の自宅に住み続けることにこだわらなければ、売却も選択肢になります。

リバースモーゲージの利用が適しているのはどんな場合?

リバースモーゲージは次のような場合に適しています。

不動産はあるが、老後資金に不安がある場合

自宅などの不動産はあるが、その他の資産が少ない場合は、おすすめの方法です。

相続人がいないか、一人だけの場合

相続人がいる場合は、リバースモーゲージの利用に対して、全ての相続人の同意が必要です。相続人がいないか、一人だけの場合は利用しやすくなります。

住宅ローンの残債がある場合

収入が少なくなっても住宅ローンが残っている場合にはおすすめです。住宅ローンをリバースモーゲージに乗り換えると、ローン返済の負担が軽くなります。

有料老人ホームへの入居を考えているが、自宅を残したい場合

リバースモーゲージで得た資金を、有料老人ホームへの入居費用に充てることができます。有料老人ホームへの入居を考えているが、自宅は残しておきたい場合にはおすすめです。

まとめ

リバースモーゲージは、不動産を所有していても、老後の資金に不安がある人にとっては魅力的です。
しかし一方で、金利の上昇や不動産価値の下落など大きなリスクも考えられます。
リバースモーゲージの他にも方法がある中で、老後資金を確保し、豊かな老後を過ごすためにどの方法を選ぶべきか、じっくりご検討ください。

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